【活動記録】「上級救命講習」に参加してきました。
活動記録
先日、和歌山市消防局で救急車が到着するまでにできる救命処置を学べる「上級救命講習」に参加してきました。
早速、講習で教わった「覚えておきたい救命処置3つのポイント」を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
覚えておきたい救命処置3つのポイント
3つのポイントがこちら
ポイント①しゃくれあげるような呼吸は危険。
しゃくれあげるような呼吸は危険。
呼吸なしと判断すぐ救命処置
この状態は、心停止直後に見られる症状で「死戦期呼吸」と言われ、普通の呼吸とは違うそうです。この状態とのときは、呼吸なしと判断すぐ救命処置が必要とのことでした。
初めて動画でその状態を見ましたが知らないと見逃しそうな状況でした。Youtubeでも動画が見れるそうなのでぜひ一度チェックしてみて下さいね。
ポイント②呼吸の判断ができないときは迷わず救命処置
呼吸の判断ができないときは、迷わずすぐ救命処置をする
呼吸の状態を判断するのはかなり難しいと思いますが迷っている時間はありません。1分1秒でも早い処置が命を左右。命だけでなく社会復帰できる状態にすることも重要とのことでした。
救命処置は、心臓を動かし脳に酸素を送りダメージを与えないことが大切と教えていただきました。
ポイント③人工呼吸は無理にしなくて良い。
人工呼吸は無理にしなくて良い。心臓マッサージだけで救命処置をする
昔は、救命措置といえば心臓マッサージと人工呼吸をセットで学んだ記憶がありましたが、今は、出血や傷がある場合は感染症の恐れがあるため無理に人工呼吸はしなくて良いそうです。
そのため救急車が到着するまで、100~120回/分のペースで心臓マッサージのみの救命処置をすると良いと教わりました。
心臓マッサージは体力をかなり消耗するので、周囲の方にも強く協力をお願いする事が大切ですね。
※心臓マッサージと記載していますが今は、「胸骨圧迫」と言われています。わかりやすくするためこの表現にしています。
他にも大切なポイントを教わりましたが、救命とは
「絶対に諦めない事、心肺蘇生をやめない事」
この言葉を忘れず、どんな時でも対応できるように定期的に救命講習を受講したいと思います。
和歌山市の開催情報
和歌山市では無料で救命講習を受講できます。また上級救命講習では、三角巾を使った止血法や乳幼児の救命方法についても学べます。8時間と長丁場ですが、様々な事例も交えながら学べるのでおすすめです。
和歌山市の救命講習は2種類
和歌山市では、普通・上級の救命講習が開催されています。
【普通救命講習】
講習時間…3時間
- 心肺蘇生法(成人)
- AEDの取扱法
【上級救命講習】
講習時間…8時間
- AEDの取扱法
- 心肺蘇生法(乳児・小児・成人)
- 三角巾法
- 搬送法
詳細情報 ※HPより引用
詳細は、和歌山市のHPをご覧ください。
和歌山市消防局
消防局 警防課
〒640-8157和歌山市八番丁12番地
電話:073-428-0119